『またおこられてん』小西貴士 作,石川えりこ 絵 童心社
高学年になると、怒られてしょんぼりする男の子にも、お母さんにも共感しながら聞いてくれる1冊。怒られたって、みんなお母さんが大好き。ちょっぴり涙が出そうになる、心がギュッとあたたかくなるおはなしです。
『絵本 はなちゃんのみそ汁』安武/信吾 原作,安武/千恵 原作,安武/はな 原作,魚戸/おさむ 文・絵 講談社
実話がもとになっている、ある家族のおみそ汁の思い出のおはなし。切ないおはなしでもありますが、生きる親子の力強さと、お母さんの残したものの大切さを感じる作品。学校行事のお弁当の日や、児童会行事時の給食週間などに合わせて読むのもおすすめです。
『おーいでてこーい』星新一 作,中島梨絵 絵 三起商行
2作品収録された絵本ですが、高学年では前半の『おーいでてこーい』がおすすめ。
「意味が分かると怖いお話です」と最初に言ってから始めると、さらに聞き手の集中力アップ!
最後が意外な結末な、SFショートストーリーです。
『えんとつまちのプペル』にしのあきひろ 著 幻冬舎
ハロウィンの読み聞かせにおすすめの1冊!
少し長いので、読み聞かせ時間が15分程度なら、雪が降り始めた文字のないシーンのところで前半と後半の2回に分けて読むとちょうどいいかもしれません。
『オオカミがキケンってほんとうですか?』せきゆうこ 作・絵 PHP研究所
なかなか読み聞かせに集中してもらえない時、ちょっとピリッとした空気を感じてほしい時におすすめの絵本。かわいい表紙に似合わぬパンチの効いた1冊です。食べるか食べられるか。必死に生きる動物たちの覚悟を描く、衝撃のラストです。ちょっと刺激が強い場合もあるので、読み手の方がぜひ事前にご一読ください。
『おばけのケーキ屋さん』SAKAE 絵・文 マイクロマガジン社
涙無しには読めない!感動のラスト!読み聞かせする場合は、泣かずに読むためにぜひ練習を1度してから挑むのがおすすめです。女の子、女性に特に読んでほしい1冊。
『だれかぼくをぎゅっとして!』シモーナ・チラオロ 作・絵,おびかゆうこ 訳 徳間書店
誰かにぎゅっとしてほしいサボテンくん。でも、サボテンを抱きしめたら…?避けられたり、陰でこそこそ言われたり、吠えられたり。辛い扱いを受けながらも、サボテンくんは旅を続けます。
きっと自分にも抱きしめてくれる人が世界のどこかにいるはず。探しに行こうと思わせてくれる作品です。
『とんでもない』鈴木のりたけ 作・絵 アリス館
ある男の子に始まり、次々現る動物たちのうらやましがり合戦!
いいなあ、あの子は。いいなあ、いいなあの連鎖。隣の芝生は青く見えるということを教えてくれる作品です。
『なんでもない』鈴木のりたけ 作・絵 アリス館
上の『とんでもない』の続編!自分のコンプレックスなんて「なんでもない」!
かっこよくてちょっと渋い動物たちの前向きさが元気をくれる作品です。
『空をつくる』村尾亘 作・絵 小さい書房
空をつくる、自然を代替することについて考えさせられるお話。本の表紙側のカバーの折り返し部分に谷川俊太郎さんのコメントがあるので、私だったら6年生の国語でよく扱う詩「生きる」など、谷川俊太郎さんを扱う時期に読み聞かせしたい1冊です。
ひとまずここまで!これからも随時更新していきます!
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