『毎日楽しくてしょうがなか! がばいばあちゃんが教えてくれたこと』島田洋七 文,はたこうしろう 絵 徳間書店
貧乏がなんだ!と明るく生きてたがばいばあちゃん。
勉強がうまくいかない、落ち込むことがあった、自分を責めてしまう。
そんな時、ちょっと覗いてみてほしい1冊。
大丈夫大丈夫と、がばいばあちゃんが元気に笑い飛ばしてくれそうです。
『雪の上のなぞのあしあと』あべ弘士 さく 福音館書店
北海道の雪深い動物園で起きた事件
大人でも分からない、謎の足跡が発見された。その正体とは…?
飼育員さんの一日や仕事内容も分かるので、飼育員さんに興味がある子たちへの、
お仕事紹介としてもおすすめです。
『しあわせの石のスープ』ジョン・J.ミュース さく・え,三木卓 やく フレーベル館
今はもう絶版になってしまった1冊!
ある3人の僧侶たちが、村にやってきた。その村は、みんながギスギスして、
お互い交流し合う機会がなくなってしまった村だった。
そんな村で、僧侶たちは3つの石からとびきり美味しいスープを作るという。
一体どうするのか。
コロナ感染の拡大で、人との交流がしにくくなってしまった今、より沁みる幸せのお話です。
『もののけ姫』宮崎駿 著 スタジオジブリ
「もののけ姫」というタイトルですが、実はよく知られている宮崎駿監督の映画とは全く違うお話。
大きなヤマネコとある地域のお姫様のお話。
あ!あれは『千と千尋の神隠し』のシーンと似ている!ん?これは映画『もののけ姫』にも出てきた場所…?などジブリ映画好きには気になる場面がいっぱい!
金曜ロードショーでジブリ映画を放映する日なんかに読むとまた盛り上がります。
少し長いですが、ちょっぴり時代劇のような心温まる作品です。
また、大勢の前で読むときは本が少し重いので、何かの台に置きながら読み聞かせするのがおすすめ!ぜひお楽しみください。
『まわるおすしやさん』藤重ヒカル 作 福音館書店
知ったかぶりにつぐ知ったかぶり!
高学年だって大人だって思わず吹き出してしまう、愉快なサルたちのお話。
福音館書店さんの月刊誌、『こどものとも』の作品です。
「まわるおすしやさん」が何だか分からず、でも聞くのプライドが邪魔して出来ず。
さるたちが作ったちょっとずれたおすしやさん。
「正直にいえばいいのに」と思うけれど、こんなに面白いことが起きるなら、意地をはるのもありかも?
裏表紙の絵までまでぜひ楽しんでほしい1冊です。
『らくごえほん てんしき』川端誠 作・絵 KADOKAWA
思いっきり笑いたい!そんなときにおすすめの1冊。
おしょうさんに「てんしき」を借りてこいと言われた小僧のちんねんさん。
でも、てんしきって何?
知ったかぶりが面白すぎる!読み手も笑いをこらえるのが必須の作品です。
『とんでいったふうせんは』ジェシー・オリベロス 文,ダナ・ウルエコッテ 絵,落合恵子 訳 絵本塾出版
認知症、記憶が薄れてしまっている大切な家族がいる人に、ぜひ読んでほしい1冊。
私自身もそんな大事な家族を持っていますが、そんな人からどんどん自分との思い出がなくなっていくのは、すごくつらく感じていました。
でも、この絵本のおかげで、その辛さに対する想いが変わりました。
同じような家族を持つ子どもたちも、ぜひ自分の家族たちにも読んでほしいとたくさん借りてくれた作品です。
『このよでいちばんはやいのは』ロバート・フローマン 原作,天野祐吉 翻案,あべ弘士 絵 福音館書店
この世で1番はやいのは?ウサギ?犬?ダチョウ?カモシカ?人間?…
初めの問いの答えから「そうなんだ!」と驚きます。
最後のページに、作品内で出てきたものたちの速度が書かれているのですが、
高学年だとそこまで読むのもまた盛り上がります。
時速、ということは1時間でそんなに進むの!?数にしてみるとびっくりです。
『モナ・リザをぬすんだのはだれ?』ルーシー・ナップ 文,ジル・マックエルマリー 絵,結城昌子 訳 岩波書店
子どもたちも知っている子が多い「モナ・リザ」。
実は1度盗まれたことがあるんです。
絵画「モナ・リザ」からの目線で描かれた、本当にあったおはなし。
読み聞かせには少し長いかもしれませんが、テレビや教科書でモナ・リザが出てきたら
ぜひ読み聞かせにいかがでしょうか。
『まあ、なんてこと!』デイビッド・スモール 作,藤本朝巳 訳 平凡社
これは予想外の展開!高学年だってこういう笑いも時々楽しんでいいと思うんです。
固定観念にとらわれない、自由な発想のおはなし。低中学年でもおすすめです。
さらに10冊!まだまだ続きます!
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