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元学校司書が選ぶ【0歳の我が子と読んだ】おすすめ読み聞かせ絵本10選

目次

はじめに

母親である自分が絵本がすきで、生後3か月くらいから始めた息子への読み聞かせ。
笑ってくれたり、真剣だったり、触りたがったり。
育児の時間にたくさんの思い出と楽しみをくれた絵本たち。
ありがたいことに我が家の息子くんも1歳を迎えたので、ここまでで特に息子くんが喜んでくれた
おすすめの読み聞かせ絵本を10冊紹介します。

『もしもしおでんわ』

参照:松谷みよ子,いわさきちひろ『もしもしおでんわ』童心社,1970年5月

生後3か月くらいからずっと読んでいる絵本。里帰りからアパートに戻り、息子くんと2人きりに。
寝る、飲む以外、泣いてばかりいた息子くんが、絵本を読み聞かせしている間は泣かないことに気付き、すがるようにひたすら読み聞かせていた。
主人公の女の子、モモちゃんが、いろんなものたちから電話をもらうお話。
黒電話の「じりりーん」の音が好きで、息子くんも1歳を過ぎて、他の絵本にも黒電話を見つけると、嬉しそうに指さしている。
モモちゃんが出てくるといつもにこっと笑ってくれた、お気に入りの絵本。

おふろでちゃぷちゃぷ

参照:松谷みよ子,いわさきちひろ『おふろでちゃぷちゃぷ』童心社,1970年5月

『もしもしおでんわ』と同じく、生後3か月くらいからずっと読んでいる絵本。
あひるちゃんと男の子が一緒におふろに入るおはなし。
初めの頃はじーっと見つめているだけだったけれど、生後6か月を過ぎたくらいから、アヒルが出てくるたびに息子くんがニコニコ笑ってくれていた。
おふろを楽しむために、読み聞かせに長く活躍してくれそうな1冊。

おつきさまこんばんは

参照:林明子『おつきさまこんばんは』福音館書店,1986年6月

友人に出産祝いにいただいた絵本。生後6か月くらいから読み聞かせ。
大きなお月さまを2匹の猫と眺めるおはなし。
読み聞かせ始めた当初から、月が隠れて出てくるところで、息子くんがいつもニコニコしてくれた。
大きなお月さまに、優しいお顔があるのも、気に入ったようだった。
自分も誰かにプレゼントしたくなる、出産祝いにもおすすめの1冊。

あがりめさがりめ

参照:いまきみち『あがりめさがりめ』福音館書店,1992年3月

生後8か月くらいから読み聞かせ。
「あーがりめ、さーがりめ、くるっとまわって…」と歌にのせて展開するおはなし。
最後があれれ…?思っていたのと違う!
0歳の息子くんも、最後の違和感に気付いたようで笑っていた。
わらべうたも覚えられる、まるで絵本と遊んでいるような感覚になる1冊。

ふうしてあそぼ

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参照:はるのまい『ふうしてあそぼ』enbooks,2018年9月

息子くんの大のお気に入り。生後9か月くらいから読み聞かせしている絵本。
今は慣れてきてにこにこする程度だけれど、読み聞かせ始めた当初はケラケラ声を上げて笑ってくれた。
風船やシャボン玉をふうっとふくと…?変化が楽しくて、大きく描かれたお顔が見えるのも嬉しい、我が家の鉄板絵本。
あんまり息子くんが喜んでくれるから、買って我が家にお迎えし、さらには親戚への出産祝いにも購入した、えほんBB家で大活躍の1冊。

くるりんぱくっ

参照:あずみ虫『くるりんぱくっ』福音館書店,2021年9月

※現在絶版のため、図書館でお探しください。

生後9か月頃によく読み聞かせしていた、男の子がいろんなものをくるっとまいて食べちゃうおはなし。
離乳食が始まって、だんだん食べ物に慣れてきたころ。まだおにぎりなどは見たことも食べたこともないのだけど、「食べる」という様子が面白かったようで、「くるりんぱくっ!」というたびに、声を上げて笑ってくれた。
食べる楽しさを教えてくれそうな1冊。

どこどこ ここ・ここ….

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参照:五味太郎『どこどこ ここ・ここ….』クレヨンハウス,2005年1月

生後10か月頃から読み聞かせていた、ひよこたちがお母さんを探すおはなし。
私が小学校の図書館に勤務しているころ、入学したての1年生によく読んでいた絵本。
お母さんがいた!と思ったら、思わぬものが出てくる、おもしろいおはなし。
息子くんも、笑うというより、「あれ?」と首をかしげながらじっと絵本を見つめていた。
0歳と6歳、理解している内容は違うだろうけれど、
幅広い年齢で「思ってたのと違う!」という面白さを感じられる1冊。

くじらさんのーたーめならえんやこーら

参照:内田麟太郎,山村浩二『くじらさんのーたーめならえんやこーら』すずき出版,2015年5月

生後10か月くらいから読み聞かせしている、くじらさんの夢を叶えるためにいろんな動物たちががんばるおはなし。
『どこどこ ここ・ここ….』と同じく、司書時代に小学校1年生で読み聞かせしていた絵本。
0歳の息子くんにはまだちょっと長くて、集中が続かないだろうと思いつつ読んでいたら、
まさかのエンドレスもう一度読んで攻撃。氷山の周りに浮かぶ小さーく描かれた動物たちを何度も指さして追っていた。
「もわり」という音が面白い、
実は関西弁なのだけれど、標準語のイントネーションでも読める1冊。

どっちのてにはいってるか

参照:新井洋行『どっちのてにはいってるか』偕成社,2010年4月

もう何度読んだかわからない、生後11か月頃から読み聞かせしている絵本。
「どっちのてにはいってるか?」と差し出される両手。次のページで答えが明らかに。
合っていても間違っていても面白い。そもそも、0歳は「間違ってる」なんて概念はまだない時期。
むしろ思っていたのと違う手にあった方が嬉しそう。
なんだか、「間違い」なんてなくて、「違い」を楽しめばいいのだと逆に自分が息子くんから教わっている気がする。
親戚や友人の子どもたちにも読み聞かせさせてもらったところ、5歳までしっかり楽しめる。
そして、司書の経験上、きっと小学校でも友達や家族と楽しめる、面白い1冊。

こ~ちょこちょ

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参照:にへいたもつ,わたなべさとこ『こ~ちょこちょ』角川書店,2019年4月

生後11か月くらいから読み聞かせている絵本。
たくさん笑ってくれるから、思わずやってしまうこちょこちょ。読み聞かせのときは、息子くんではなく絵本の登場人物をくすぐりながら読んでいる。
動物たちが笑うと、笑い声が面白いのか、こちょこちょが面白いのか、声をあげて笑ってくれた。
そして、油断しているところで、最後に息子くんもこちょこちょ。本当に楽しませてもらっている1冊。
この本を読む頃から、もう一度読んで!と本を持ち上げることが多くなり、本当にたくさん読んでいる我が家のコミュニケーション絵本。

おわりに

0歳じゃそんなに反応はないのかな?と思いつつ始めた読み聞かせだったけれど、
思っていた以上に反応をくれて、ああ、読んでよかったと思わせてもらう日々。
育児は思っていた以上に手ごわいけれど、絵本のおかげで楽しめています。
少しでも読み聞かせ絵本選びに悩んでいる人、読み聞かせ絵本を探している人の候補絵本が増えたらうれしいです。

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